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アパートを借りる場合

更新日:2024年11月1日

アパートを借りる場合の手順

  1. 日本で部屋を探す場合、仲介業者(下記「用語の説明」参照)を通して探すことが一般的です。希望する部屋の条件を伝えると、希望に合った部屋を探し、部屋まで案内してくれます。
  2. 希望の部屋が見つかったら、賃貸借契約を締結します。このとき、連帯保証人(下記「用語の説明」参照)も契約書に記名・捺印する必要があります。
  3. 契約手続きが終わったら、仲介業者から部屋の鍵を受け取り、実際に入居することが出来ます。

用語の説明

仲介業者不動産物件を紹介し、契約手続き等を行う業者。
仲介手数料仲介業者を通して紹介された部屋に入居する場合、仲介業者に対して支払う手数料。
賃貸借契約書不動産物件を借りる為の契約書。家主、借主、連帯保証人が記名・捺印することで契約が成立する。
重要事項説明書部屋の設備、敷金の取扱、契約の解約など、アパート契約に関する重要なことが記載された説明書。仲介業者が説明した後、説明書にサインするよう求められる。
連帯保証人借主に何かあった場合、借主に代わって対応する人。例えば借主が家賃を支払わない場合、家主は連帯保証人に家賃の支払いを請求することができ、連帯保証人は借主に代わって家賃を支払わなければならない。一般的に両親・兄弟・親戚に依頼することが多い。
敷金賃貸借契約を締結するとき、家主に預けておくお金。契約を解約する時に返金されるが、たいてい解約するときの部屋の修繕費等に充てられることが多い。
契約期間通常2年間。
解約違約金契約期間(通常2年)が終了する前にアパート契約を解約して退去する場合、違約金の支払いを要求されることが多い。たいていは家賃1か月分。
管理会社不動産所有者の委託により、不動産の管理業務を行う企業。アパート入居中の問合せは管理会社へ。
家主物件の所有者。大家、賃貸人ともいう。

契約時の注意点

  1. 日本の仲介業者では、基本的に全て日本語で説明します。契約書類も全て日本語で記載されています。日本語が十分に分からない場合に備えて、アパートを探す時は、日本語が分かる人に付き添ってもらうとよいでしょう。
  2. 部屋が決まったら、入居する前に部屋の状況を家主や仲介業者と一緒に確認する必要があります。傷や汚れがある場合は、写真をとり、家主や仲介業者に確認してもらいます。この証拠が無ければ、部屋を退去する場合、その傷や汚れはあなたがつけたものと判断されてしまい、修理費用等を請求される場合があるので、入居時に確認しておきましょう。

注意

日本でアパートを借りる場合、色々なルールがあります。特に次のことについて注意を払い、ルールを守りましょう。

家賃の支払い

日本では、今月の家賃を前の月の決められた日までに支払う、前払い制度が一般的です。また、日本では定額の家賃等の請求書は発行されません。家賃の支払いを忘れると、遅延損害金を請求されたり、賃貸借契約を解除されることがあります。必ず前月の指定された日までに支払いましょう。

部屋の掃除

借りた部屋は定期的に自分で掃除をして、きれいに保たなければなりません。これを「善良な管理者(=入居者)の義務」と言い、汚れがひどい場合は損害賠償費用を支払わなければなりません。退去するときには、借りたときのような状態で返すのが基本です。借りた部屋は日頃からきれいに掃除をして住みましょう。

音の問題

日本のアパートでは、音が響きやすく、隣の部屋や下の部屋に音が伝わってしまいます。音楽を大音量で聞く、深夜にチャットや電話で話す、夜中に洗濯機やシャワーを使うなどすると、音が漏れて近所に迷惑がかかります。21:00~7:00は特に生活音に気をつけましょう。

ごみの問題

ごみの取扱は、市によって厳しく決められています。ルールを守らないでごみをごみ置き場に置くと、市は回収しないため、ごみはそのまま残ります。ごみがそのまま残っているとカラスなどがごみを荒らし、近隣の住民に迷惑がかかります。ごみのルールは必ず守りましょう。

水道管凍結

冬期間、外気温が-4℃以下になると、水道管の水が凍り、水道管が破裂することがあります。修理にはお金と時間がかかります。アパート入居中は必ず保険に加入しましょう。
寒い日が続く場合は、水道管の水を落とすようにしましょう。また冬に長期間不在にする場合は、水を落としてから出かけましょう。

退去時

アパートを退去する場合は、通常退去する日の1か月または2か月前までに家主や管理会社に連絡する必要があります。連絡が遅れると余分に家賃を支払う必要が生じます。
退去する場合は、部屋の状態を元に戻す必要があります。私物を残すと残置物処分費用を請求され、キズが見つかった場合、修理費を支払う必要があります。契約内容によっては、退去時に決められた清掃料を支払う必要があります。

契約違反

借りているアパートは、家主のものです。よって、部屋の中を勝手に改装すること、付属物を取り外すことは契約違反になります。また、契約書に記載されていない人とルームシェアしたり、家主や管理会社に無断で他人へ転貸することも、契約違反になり契約を解除される場合があります。

その他の留意事項

日本ではアパートを借りる際に、保証会社に申し込む必要があります。部屋の家主か管理会社が指定する保証会社に申し込むことになりますが、手続きは仲介業者で行えます。保証会社に加え、家主によっては連帯保証人が必要な場合もあります。連帯保証人が不要な場合でも、自分以外の緊急連絡先は必要となります。母国の親族と日本国内の知人に承諾をもらい、申込みをしてください。

賃貸借契約時は、保証会社へ申し込むと同時に、火災保険(借家人賠償保険と個人賠償責任保険を含む)の加入が必要です。保証会社への保証料、付随する生活サポートサービス費用、火災保険等の費用は入居者であるご自身が負担することになります。

参考